げろりん式ポケモン塾

ワタッコが好きです

SV シーズン12 最終レート2087(78位)【ランドカイナ鉄壁サイクル】パーティー紹介

こんにちは、げろりんと申す者です

今回はシーズン12でポケモンSVに入ってから初めて最終2桁順位を達成することができたので、使用パーティーを紹介していきたいと思います。かなり納得のいくサイクル構築を組むことができたので、来期からルールが変わってしまう可能性もありますが、ぜひ暇つぶしにでも読んでいただけると嬉しいです。

TN エミリア 最終レート2087 78位

【構築経緯】

まず、前期は対面寄りの構築を使っていましたが噛み合いの要素がかなり強く、そこそこは勝てても最終的に勝ち切ることは難しいと思ったので、今期はサイクル構築を組むことに決めました。そこで目を付けたのがH154-B108の圧倒的物理耐久とドレインパンチによる回復でメジャーな物理ポケモンの相手を一体でできるHBベーステツノカイナで、このポケモンを軸として構築を組み始めました。

組み始め当初の構成

HBテツノカイナを軸にするにあたって、カイナが明確に不利を取ってしまう強力な特殊アタッカーであるハバタクカミ、サーフゴー、ガチグマなどに強いポケモンが必要になりますが、その役割はHDベース水オーガポンに任せることにしました。

さらにこれだけでは火力不足気味なこと、水オーガポンはHDベースとはいえテラスを切っていない状態で眼鏡ハバタクカミなどに受け出しするのは荷が重いことを考えて、それらを誤魔化せる枠としてHDベース鉢巻霊獣ランドロスを採用して基本選出が完成。カイナ水ポンとそこそこ相性補完がいいことに加えて、特性の威嚇でサイクル補助ができる点を評価しました。

この3体を基本選出として100戦ほど回して浮かび上がってきた問題点として特に重要なものは

カイリューやオーガポン、ウーラオスなどが積み技を強引に積んできた場合、テツノカイナが押し負けてしまう

②キラフロルをはじめとしたどくびし展開が非常に辛い

③テツノツツミに一方的に蹂躙される

ことだったので、それらを克服する方法を補完枠に求めました。

まず①に関しては遭遇率が非常に高いポケモンなので基本選出で対応できるように考えていたところ、うドんさん(@hanamaru_poke)から残飯持ちの鉄壁ボディプレステツノカイナの案をいただき、型をそちらに変更しました。積み合いに強くなることに加えてメインウェポンがボディプレスになることでAに回していた努力値を全て耐久に回すことができたので、テツノカイナがさらに強靭な物理耐久を得ることになりました。

次に②について、毒タイプのポケモンを採用することがどくびし展開を対策する上での近道だと考え、相手がどくびし展開で来そうな場合にオーガポンに代わって選出できるようにHS厚底ブーツテツノドクガを採用しました。ブーツドクガを採用した副産物として、カイリューサーフゴーの並びやアローラキュウコン入りに対しても強く出ることができました。

③については、テツノツツミ自体の採用率がそこまで高くないことを考えて、汎用性の高いポケモンでやんわりとツツミに強い枠を考えた結果、HBベース眼鏡ハバタクカミを採用するに至りました。ツツミにそこそこ強いことに加えて、鉢巻ランドロスとの相性も非常に良いです。

最後の1枠として、パーティー全体の素早さが足りておらず相手のアタッカーを上から殴れるポケモンが必要だと考えASスカーフ悪ウーラオスを採用して、構築が完成しました。

 

【単体紹介】

ハバタクカミ

調整意図

H:16n-1
HB:特化ハッサムバレットパンチを最大乱数以外耐え
C:余り できるだけ高く
DS:端数

HB眼鏡ハバタクカミです。HBにここまで振ることでハッサム対面で合法的にマジカルフレイムを押すことができ、大体の物理技を一発は耐えることができるので使用感はとても良かったです。鉢巻ランドロスとの相性が非常に良いことに加え、重めなテツノツツミやガチグマと殴り合うことができる数少ない駒なので選出時はとても活躍してくれました。最後の技は炎オーガポンに抜群で刺さるパワージェムにしていますが、どうせ耐えられるのでバトンタッチ対策で滅びの歌にしてもよかったかもしれません。

 

悪ウーラオス

調整意図

ASぶっぱ

意地ASスカーフ悪ウーラオスです。悪テラスによってリーチが伸びた暗黒強打は非常に強力で、中途半端に耐久に振っているオーガポンを一撃で落とせたり、カイリューをマルチスケイル込みでもゴリ押していける火力が魅力的でした。

基本的にはランドロスと選択で選出し、初手のスカーフとんぼ返りからカイナか水ポンの有利な方を後出しする流れで試合を有利な展開に持っていくことを目指します。

スカーフ悪ウーラオスはあまり想定されていないのか、初手の眼鏡テツノツツミを無償突破したり、スカーフサーフゴーや眼鏡ハバタクカミでの処理ルートを考えている相手に上から暗黒強打を刺してeasy winを拾うことも少なくなかったです。

余談ですが、この悪ウーラオスは僕が剣盾で初めて最終2桁を取ったときに使用していたものと同じ個体で同じ努力値振り、持ち物まで一緒です。世代を超えてもスカーフ悪ウーラオスは最高のポケモン

 

水オーガポン

調整意図

H:ぶっぱ
A:最低限火力も欲しいので意地11n
D:余り

基本選出の1体、水オーガポンです。主にガチグマなどの特殊アタッカーやヘイラッシャ、キョジオーンなどの低速耐久ポケモンを役割対象として選出していきます。 技構成は役割上必要な光合成と身代わり、つたこんぼうまでは確定で、最後の1枠は悩みましたがサイクル補助ができて受け回しにも強くなるやどりぎのタネを選びました。相手の水ポンに何もできませんが、テツノカイナやランドロス、悪ウーラオスで多少は誤魔化しうるのでそこまで問題ではないと判断しました。

身代わりはこのポケモンと非常にマッチしていて、クレセリアトリックルームからガチグマにつなげてくる構築に対してはクレセリアに水ポンを後出しして三日月の舞のターンに身代わりを貼ることでテラスして光合成連打でトリルを枯らすことができるので、シーズン通して一度も負けませんでした。また受けループに対してもこのポケモンでやどみがして相手を削ってから鉢巻ランドロスを通せば大体勝てるのがストレス少なくてよかったです。

 

霊獣ランドロス

調整意図

H:16n-1
A:余り
B:端数
HD:187ハバタクカミのムーンフォースを大体2回耐え、205ガチグマのブラッドムーン+真空波確定耐え
S:準速キノガッサ+3

基本選出の1体、霊獣ランドロスです。初手にハバタクカミやガチグマと対面した際、裏に引かずに地震を撃っていけるようHDに厚く振っています。電磁波無効なのも非常に偉く、カイリューやハバタクカミの電磁波を恐れずに立ち回ることができました。

Aは性格補正だけでほとんど振っていませんが、元のA種族値が高すぎるのと鉢巻を持っているのでB振りハバタクカミ程度なら確定で落とせるほどの十分すぎる火力でした。

基本的には初手に出して威嚇を入れつつ特殊アタッカーには居座り、物理アタッカーならとんぼor素引きでカイナ引きから有利展開に持ち込むような運用のしかたを心掛けていました。

 

テツノドクガ

調整意図

H:ぶっぱ
HB:意地炎オーガポンのテラスつたこんぼうを確定耐え
C:無振りオーガポンをヘドロウェーブで93.7%
D:余り
S:最速イーユイ+3(ガブリアス抜き)、大体のオーガポンを抜ける

厚底ブーツテツノドクガです。このポケモンの役割は相手のどくびし展開やアローラキュウコンを対策することと、相手に眼鏡ハバタクカミのムーンフォースを渋らせること、ハバタクカミやサーフゴーに後出ししていくことです。基本的には水オーガポンを優先して選出し、相手のパーティーにガチグマがいない場合や前述のポケモンがいたときに選出していきます。

テラスタイプは、相手の眼鏡ハバタクカミがシャドーボールを押してきたときに行動回数を確保するためにノーマルで採用しました。特殊は案外硬いので、テラスすればツツミのドロポンも2回耐えます。

このポケモンは使い始めたばかりだと物理柔らかいし火力も微妙であまり強さを感じませんが使い続けると強さがわかってくるポケモンで、最後の3日間くらいから信用できるようになり、選出率も元々1割くらいだったのが4割くらいになりました。補完枠の選出率が4割って、もはや補完どころではない気もします。

 

テツノカイナ

調整意図

H:16n+1 残飯効率最大
B:特化
D:余り

本構築のMVP、HBテツノカイナです。圧倒的な物理耐久を鉄壁によってさらに底上げし、あらゆる物理アタッカーを起点にすることができるため選出率はとても高く、出したほとんどの試合で活躍してくれました。具体的にはブーストエナジーでAが上昇したトドロクツキや竜舞を積んだカイリュー、テラスを切った炎オーガポンなどを対面から起点にすることが可能で、一度鉄壁を積んでしまえば物理では急所以外で突破されることはなくなります。等倍で確定急所の技を放ってくる水ウーラオスにも勝てるように、テラスタイプは水で採用しました。

技構成に関して、鉄壁を積み切ってしまえばカイリューなどもボディプレスで押し切ることができるので、2ウェポン目はボディプレスが通らないハバタクカミに抜群で通るヘビーボンバーを採用しました。Aは無振りですが種族値が140あって、カミに対してヘビーボンバーの威力が120なので大体落とせます。初手こちらランド相手パオジアン対面で威嚇入れてテツノカイナ引き→ヘビーボンバーの流れで何度も相手の後出しカミを無償突破してeasy winを量産しました。

眠るもほぼ必須の技だと思います。残飯だけでは回復が追いつかない場合に緊急回復できたり、相手の残りポケモンが物理だけの場合や数的有利を取った場合などは眠るによって勝ち確の盤面を作り出せます。毒にも耐性があるのがとてもよき。

教えてくれたうドんさん、ありがとう

 

【選出パターン】

ランドロス+テツノカイナ+水オーガポン
基本選出。ガチグマ入りのスタンパには大体これ。

ランドロス+テツノカイナ+テツノドクガ
基本選出その2。ガチグマがいない場合やどくびしっぽいとき。あとキュウコン

・ウーラオス+テツノカイナ+水オーガポン
相手が水オーガポンのときや、眼鏡イーユイをしばきたいとき。カイナ大体いて草

ランドロス+ハバタクカミ+なんか
ツツミがいるとき。鉢巻ランド+眼鏡カミの相性が良すぎる。

・水オーガポン+ランドロス+テツノドクガ
対受けループ。

これ以外の選出も何度かしましたが、基本はこの5パターンで選出してました。

【重いポケモン

・竜舞アンコカイリュー
竜舞だけならカイナで、アンコだけならランドや水ポンで回していればカイリューには基本的に負けませんが、竜舞アンコ両採用のカイリューだけは辛いです。

・ゴーストテラス剣舞ウーラオス
普通のウーラオスはテツノカイナのカモですが、この型だけはボディプレスが通らないので厳しいです。他の物理ポケモンがゴーストテラスするならなんとかなりますが、ウーラオスは鉄壁も無効化してくるので絶望。絶望神アンチホープ

特定のポケモンの特定の型が重いというのはこれくらいで、選出と立ち回り次第でなるべく全てのポケモンに対して勝てるように構築を組みましたが、逆に言えば相手のパーティーにこちらが補完枠で対策しているポケモン(ツツミ、キラフロル、アローラキュウコンなど)がいる場合は選出択になりやすいです。

 

【Special Thanks】

・最強テツノカイナを教えてくれたうドんさん
・神すぎるイラストを描いてくれた匿名希望さん
・最終日通話して励まし合ってくれたもっちゃん、西中
・いつでも通話してくれるとんこつハウスのみんな
・MyGO!!!!!のライブに連れて行ってくれたしゃで。ワイは迷星叫が好き。
・朝ドしてくれるメンバー
・記事を読んでくれたみんな。本当に大感謝です。

匿名希望さんから頂いた神すぎるイラスト

↑構築の6体と僕の好きな色違いワタッコが描かれてる最高のイラスト。描いてくれた匿名希望さんありがとう😭

こうしてみると並びの見た目めっちゃいいですね。ウーラオスとオーガポンの顔が最高すぎる‼️

 

なにか質問がありましたら、(@gerorinpoke)までお願いします。ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。

 

それでは〜